接骨院ではどんな症状でも保険が適応できるの?
先ず当院では保険の施術を行っておりません。理由としては以下になります。
接骨院(整骨院)では急性のケガである骨折、脱臼に対しての応急処置、捻挫、打撲、肉離れのみが保険適用となります。(※業務中や通勤途中でのケガは労災保険での対応になります)いずれのケガにおいても明らかな負傷原因(転倒した、ぶつけたなどの原因)がはっきりしていないと取扱いすることができません。
「朝起きたら首や腰が痛くなっていた」「よく分からないが痛くなってしまった」では痛みがひどくても取扱いすることが出来ない事となります。
また上記の負傷原因がはっきりしているケースでも、発症から2~3週間以上経過していたり、整形外科に通院中であったりなどでも保険の請求が通らない場合が近年増加しており、なかなか悩ましい現状がございます。
保険が効かないと費用が不安になります。
保険を取り扱えて治療ができるメリットとしては治療費が安価で済むため、どなたでも受診しやすい傾向になると考えております。当院でもこの事を大切に考えて対象となる患者様には保険の取り扱いをしていた期間がありましたが、いくつかの問題点を熟慮させて頂いた結果、当院では自由料金での施術のみで患者様のお悩みに寄り添わせて頂く方針とさせていただきました。
予想される費用や通院頻度・期間などは、判断が出来る範囲でなるべく事前にご提案させていただきます。
当院に多いご相談
近年ケガをされて直ぐに接骨院を受診する方は私が開業前に勤務し始めた20年前と比べると年々減少しています。これは整形外科がどの地域でも数件あること、接骨院ではレントゲン撮影などの検査が出来ないこと(※骨折や脱臼の疑いがある場合は医師に紹介する事は義務づけられています)が要因ではないかと考えられます。
ではどの様なご相談が多いのかというと、「整形外科にしばらく通ったが取りきれない痛みがある」「保険で施術を受けていたが良くならない」などの理由でご相談をいただくケースが多くなっております。
この様な場合は発症から日数が経っている事もあり慢性化しています。慢性化した症状でお悩みの方は痛みのある患部を長期間かばって生活してきており、痛みのある部位だけのトラブルだけでは済まない状態が非常に多くなります。
※急性の症状ももちろん対応しておりますので、ご相談下さい。
注射が怖い、痛み止めを飲み続けるのが不安です。相談出来ますか?
先ず当院では注射や痛み止めの服用を完全に否定してはおりません。強すぎる痛みの場合などは、注射や痛み止めの効果が助けになることが少なくありません。病院と当院の通院を併用している方も実際にいらっしゃいます。
ただし注射や痛み止めが短期間の処方で済めば良いですが、長期間におよぶと不安になるのは当然です。「注射や痛み止めの服用が減少した」「必要が無くなりました」というお声も多くいただいております。是非ご相談下さい。
保険施術はどこまで対応できるの?
保険での施術はケガをされた患部のみになります。上記に記載させて頂いた、痛みをかばった他の部位などは施術することはできません。慢性症状も保険で施術することはできません。
施術時間も急性のケガを想定しておりますので、数分の施術で対応することになります。
繰り返しになりますが保険による施術で対応できる場合も確かにあると考えられますが、接骨院(整骨院)での保険取扱いには多くの問題点がございます。
その為に十分な施術を提案出来なかったり、保険で請求した費用が数ヶ月通院した後に患者様ご自身が支払はなければいけない等のトラブルも起こりえます。
当院の施術方針
当院にご相談される方においては、費用はかかりますがお身体を広範囲に施術させていただける自由料金での施術を提供させていただいております。ご自身が痛みを認識していない部位に原因が隠れていることが多くあります。ご来院された際に問診で確認させていただき、異常のある部位についてご説明させていただきます。
生活指導などにも力を入れております。出来るだけ早期の改善を目指す方針で対応させていただいております。