治療計画とは何ですか?
当院では先ず治療の計画を立てていきます。治療計画とは患者様のお悩みや症状、現在に至った過程、これから目指していきたいゴールがあるのか等を確認して決めていきます。
同じ様な症状であっても患者様によって目指したいゴールは異なってくることが多いです。
例えばAさんであれば「痛みが良くなればそれで十分です」という希望の方がいる一方で、Bさんは「良くなってきたら趣味である山登りを再開したい!」という様に目指したいゴールが違ってきます。この場合Aさんの対応に加えて、Bさんの方では山登りに対してのケアや復帰に向けてのトレーニングを治療計画に盛り込んでいかないといけませんね。大会への出場を控えている方もいらっしゃいます。大会は来週なのか、半年後なのか等、他にも確認事項はたくさんあります。
これらの状況や希望を組み込むことによって通院のペースなどが変わってきます。
当院では患者様それぞれの状況に対応した治療計画を作成し、出来るだけ分かりやすい説明と内容でお伝えしながら通院していただきます。
治療計画は最初に作ってそのままですか?
治療計画は順調な経過の方であれば、特に変更しません。ただし、どうしても計画通りにいかない方も時々いらっしゃいます。施術方法を再検討しないといけない場合や通院途中に運悪く転倒してしまったケースも過去にはありました。様々な事情で当初予定していた経過と開きが出てしまうことも時には起こりえます。この様な場合は治療計画の見直しをしないといけません。
患者様に必要な事をお伝えしながら、変更した治療計画を進めていくことになります。
通院のペースは変わることがあるのですか?
改善が進めば通院のペースは少なくなる場合が多いです。完全に良くなった方では通院を終了していただくか、予防を希望される方であればメンテナンスで1ヶ月に1回などの通院を続けていただくことも出来ます。
鍼灸治療は必要ですか?
必ずしも必要になる方ばかりではありません。鍼灸治療は非常に優れた治療法ですが、怖いイメージをお持ちの方も少なくありません。当院では整体による施術を軸にしております。
必要な患者様には事前に提案させていただいてから鍼灸治療をさせていただいております。
恐怖心がある方には無理に行いませんので、ご安心下さい。
鍼は痛くないの? 鍼治療のメリットは?
基本的に針を刺した様な痛みはありません。稀に患部の状態により刺した感覚を感じてしまう場合もございます。鍼治療にはツボに刺激が入ると、独特の「響き」という感覚も生じます。
どうしても苦手な方であれば、円皮鍼という0.3ミリの鍼をシールで固定する弱刺激の鍼治療を用いていく事も出来ます。極力苦手な感覚が出ないように施術させていただくことが可能です。
※使用する鍼はディスポーザブル(使い捨て)を使用しております。
鍼治療のメリットとしては、当初から深部に適切な刺激を入れられる事が最大のメリットと考えています。その他に鎮痛作用、血管拡張作用などの効果がWHO(世界保健機構)でも認められています。
整体の施術と合わせていくのも有効です。あるいは鍼治療単独でも対応させていただいております。
お灸は熱くないの? 痕は残りますか?
お灸の治療も症状によっては非常に優れた効果を発揮してくれます。
当院では灸点紙というシールをツボに貼らせていただいてから、ヨモギの葉から作った艾を手で小さい形状に作りお灸をしていきます。こちらのシールはお灸の強い熱さを緩和してくれるので、心地良い熱さでの治療が可能になります。
ただし、症状によっては若干熱く感じる場合もございます。熱いと感じた時は調整が出来ますので、遠慮なくお伝え下さい。
痕が残るかについては、皆様が想像する火傷は灸点紙を使用するので大丈夫です。
ただし、熱刺激により皮膚に赤みが残る場合もございます。
個人差はありますが皮膚に赤みが残っても数時間から数日で消失しますので、過度に心配して頂かなくても大丈夫です。
鍼灸治療の当日は入浴しても大丈夫ですか?着替えは必要?
治療直後は控えていただきますが、治療後に3時間ほど間隔を空けて頂ければ入浴しても大丈夫です。※灸治療の後は、お灸をしたツボの部位を強くこすらないようにして下さい。
着替えは必要ですか?
鍼灸治療用の着替えをご用意してあります。ご自分で用意しなくても大丈夫です。